Aizoaceae ハマミズナ科

Carpobrotus　カルポブロトゥス属　（Hottentot fig）

南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ大陸太平洋側に20種あまりが分布。ルスキア亜科。果実は食用になる。

カルポブロトゥス・アキナキフォルミス Carpobrotus acinaciformis
園芸名：短剣（園芸名は『多肉植物データベース』サイトによる）南アフリカケープ州原産の匍匐（ほふく）植物。花の直径約10cm。ルスキア亜科。

カルポブロトゥス・エドゥリス Carpobrotus edulis

Cerochlamys　ケロクラミス属

南アフリカのケープ地方西部に3種が自生。

ケロクラミス・パキフィラ Cerochlamys pachyphylla

ケロクラミス・パキフィラ　Cerochlamys pachyphylla — タンザニア　1995年

Cheiridopsis　ケイリドプシス属

ケイリドプシス・ペクリアリス　Cheiridopsis peculiaris
園芸名：翔鳳（しょうほう）

Conophytum　コノフィトゥム属

リトープス属に似た多肉植物の大きな群。南アフリカに約280種が分化。花柄に托葉がある（リトープスは花柄がない）。葉形は変化に富む。高さ約5cm以下で、多くは群生する。花は秋咲きが主で、花色は変化に富む。ルスキア亜科　【園芸】繁殖は分球または実生。

コノフィトゥム・ビロブム Conophytum bilobum

コノフィトゥム・ビロブム　Conophytum bilobum — 1997年　ベナン

コノフィトゥム・グラトゥム Conophytum gratum

コノフィツム・グラトゥム　Conophytum gratum — 1973年　南西アフリカ

コノフィトゥム・ムンデム Conophytum mundum

Didymaotus　ディディマオトゥス属

ディディマオトゥス・ラピディフォルミス Didymaotus lapidiformis
園芸名：霊石（れいせき）

Dinteranthus　ディンテラントゥス属

ナミビア南東部および南アフリカなどに5種が分布。リトプス属に似るが、本属は地上に群生（リトプス属は土壌に埋まるように生息）し果実は6～15室に分裂する。

ディンテラントゥス・ミクロスペルムス Dinteranthus microspermus （印面はD. microspermum）
園芸名：奇鳳玉（きほうぎょく）ナミビア原産。高さ約5cm。

ディンテラントゥス・ミクロスペルムス　Dinteranthus microspermus — 1973年　南西アフリカ

ディンテラントゥス・ウィルモティアヌス Dinteranthus wilmotianus　園芸名：幻玉（げんぎょく）

Dorotheanthus　ドロテアントゥス属

短命な1年草。約10種が南アフリカに分布。さまざまな色の美しい花を多数つける。ルスキア亜科

ドロテアントゥス・ベリティフォルミス（リビングストン・デージー） Dorotheanthus bellidiformis

リビングストン・デージー　Dorotheanthus bellidiformis — 2001年　アイスランド

Faucaria　ファウカリア属

33種が南アフリカに分布。多くは葉辺が肉歯状。

ファウカリア・ルピナ Faucaria lupina

Fenestraria　フェネストラリア属

2種が南アフリカに分布。円柱状の葉の上部は半透明でレンズ状。日光はこの部分を通って内部に入る。属名はラテン語で「小窓状の」の意味。ルスキア亜科。

フェネストラリア・アウランティアカ Fenestraria aurantiaca　園芸名：五十鈴玉（いすずぎょく）

イスズギョク（五十鈴玉）　Fenestraria aurantiaca — 1973年　南西アフリカ

Frithia　フリティア属

フリティア・プルクラ Frithia pulchra　園芸名：光玉（こうぎょく）

Lapidaria　ラピダリア属

ナミビア南部および南アフリカの一部に分布する単型属。ディンテラントゥス属に近縁。小型で枝が短く、茶灰色のロゼットを形成する。

ラピダリア・マルガレタエ Lapidaria margaretae
園芸名：魔玉（まぎょく）　ナミビア原産。高さ8～10cm。

ラピダリア・マルガレタエ　Lapidaria margaretae — 1973年　南西アフリカ

外観は小石状。じっさいに礫のあいだに自生し、まわりの小石と色が類似するものが多い。小石に擬態することで、動物の食害から身を守っているという。春に古い葉が割れ、その中から新葉が顔を出す。属名はギリシャ語の Lithos（石）と ops（似る）の複合語で、「石に似る」の意。別名「イシコログサ」「イシコロギク」。「生ける宝石」とも呼ばれる。ルスキア亜科。英名：Living Stone, Stoneface, Flowering Stone, Mimicry Plant
【園芸】排水のよい用土に植え、涼しい場所で育てる。夏は腐りやすいので、水やりを控えて休眠させる。耐寒性はあり、霜の当たらない場所であれば越冬も可能。繁殖は分球または実生で。