Aloe アロエ属
アフリカの南部から東部の乾燥地、またマダガスカル島などに約300種が分布。アロエはアラビア語で苦味を意味する Alloch に由来する。「ロカイ(蘆薈)」の別名は、蘭学者が aloe を「ロエ」と読み、その音に漢字を当てはめ「ロカイ」と読んだという。多くは薬効成分を持つが、有毒のものも数種ある。原種のほとんどはワシントン条約の付属書Ⅱ(商取引の際、両国機関の許可が必要)に指定されている。
【園芸】育て方はサボテンとほぼ同様。冬場は水やりを控えて休眠させる。長雨には当てない方がよい。繁殖は株分け、挿し木で。
【園芸】育て方はサボテンとほぼ同様。冬場は水やりを控えて休眠させる。長雨には当てない方がよい。繁殖は株分け、挿し木で。
- アロエ・アクレアータ Aloe aculeata
- ジンバブウェ、南アフリカ原産のアロエ。高さ30~45cm。
- アロエ・アンゲリカ Aloe angelica
- キダチアロエ(イシャイラズ) Aloe arborescens
- 南アフリカ原産。日本には江戸時代に渡来。
- アロエ・ベラ(ホンアロエ、バルバドスアロエ) Aloe barbadensis(Syn. A. vera)
- アラビア半島原産とされる。古くから薬効が知られ、数千年前から栽培されている。葉の液汁には沈静、治癒作用があり、医薬品や化粧品に用いられる。
- 「下記切手のうち、1997年のインド切手の花序はやや雰囲気が違うような気もしますが…。
- アロエ・カメロニイ Aloe cameronii
- ジンバブウェ原産。高さ約60cm。
- アロエ・エクロニス Aloe ecklonis
- 英名:Bitter Aloe, Red Aloe
- アフリカーンス名:Bitteraalwyn, Bergaalwyn
- アフリカ南部の開けた草原に分布。
- アロエ・フェロクス Aloe ferox
- 葉の長さは約1mにもなり、鋭い鋸歯がある。原産地の南アフリカでは化粧品の原料として大規模に栽培されている。
- アロエ・グロブリゲムマ Aloe globuligemma
- 葉は内側に曲がる。
- アロエ・フミリス Aloe humilis
- 一般名:Spider Aloe, Blue dwarf aloe, Dwarf hedge-hog Aloe 園芸名:帝王錦(ていおうにしき) 南アフリカ原産。
- アロエ・リットラリス Aloe littoralis
- アロエ・ルテスケンス Aloe lutescens
- アロエ・マクラタ Aloe maculata
- 英名:Soap Aloe, Zebra Aloe アフリカ南部原産。葉には帯状の斑点がある。
- アロエ・マルロティ Aloe marlothii
- アロエ・スクアロサ Aloe squarrosa
- アロエ・ゼブリナ Aloe zebrina
Gasteria ガステリア属
アロエ属に近縁な無茎の多肉植物。小型で、葉は舌状。互生し、白点があるものが多い。葉挿しが可能。花は胃袋状で赤い。南アフリカに約16種が知られる。厚くて硬い多肉質の葉が短い茎にロゼット状につく。赤みがかった花が総状につく。花の先端は緑色で、花筒は湾曲し、基部がふくらむ。属名はギリシャ語で「胃」を意味する「ガステル gaster」に由来し、花の形状にちなむ。
【園芸】雨の当たらない戸外に置き、冬場は室内に入れる。
【園芸】雨の当たらない戸外に置き、冬場は室内に入れる。
- ガステリア・ピランシイ Gasteria pillansii
- 南アフリカ、ケープ地方に分布。植栽された最初の多肉植物。