Celosia ケイトウ属
約50種が南北両半球の熱帯および亜熱帯に分布するが、アフリカにとくに多い。属名の Celosia は「燃焼した」というギリシャ語に由来。
- ケイトウ Celosia cristata
- 英名:Cockscomb 中国名:鶏冠花
- 世界中の暖帯や温帯に広く見られる。花序が扁平状になるトサカ系や、球状の花序をもつ久留米系など園芸品種も多い。ノゲイトウの変種 C. argentea var. cristata とされることもある。若芽や葉は野菜として利用され、種子は穀物として利用することもある。中国では花序を乾燥させたものや種子を薬用(内臓からの出血など)にするという。
- インドではトウガラシが新大陸から入ってくるまでは、料理を赤く染めるのにケイトウの花を利用していた。
- 【管理】移植を嫌うので、4月上旬に直まきし、成長とともに適宜間引き。8~9月に花穂をつけさせる。元肥に窒素肥料を多く用いると成長がよい。ただし採種するためには窒素は控える。