Agathis ナンヨウナギ属
マレーシアからオーストラリア、ニュージーランド、フィジーにかけて約10~20種が分布。葉はナギに似る。直立する幹は円柱形で高さ30~50mに達する。
木に樹脂を多く含む。樹脂は「コパール (copal, kopal)」とよばれ、ニスやペンキの原料として用いられる。属名の「アガティス」はギリシャ語で「手まり」を意味し、球果の形に由来する。
木に樹脂を多く含む。樹脂は「コパール (copal, kopal)」とよばれ、ニスやペンキの原料として用いられる。属名の「アガティス」はギリシャ語で「手まり」を意味し、球果の形に由来する。
- カウリマツ Agathis australis 現地名:Kauri(マオリ) 英名:Kauri Pine
- 雌雄同株。ニュージーランド北部に分布し、樹高50m、直径6m以上の巨木になる。樹脂(カウリコパール)を採取する。また地下に堆積した化石コパールも重要な資源。木材としても利用される。
- アガティス・オウァタ Agathis ovata 通称名:Scrub kauri, kaori de montagne (仏)
- ニューカレドニア南東部の山岳に自生。葉は広披針形から卵形で、果鱗の先端が三角形の突起状となる。ところで、http://www.agathis.info/agthhome.htmlに掲載されている写真が、この切手に描かれているものと枝ぶりまでほとんど同じに見えるのだが、単なる偶然だろうか、あるいはひょっとして同一個体か?
Araucaria ナンヨウスギ属
アフリカをのぞく南半球に約16種が分布。なかでもニューカレドニア島はナンヨウスギ属の多様性の中心地。
- アラウカリア・コルムナリス(クックパイン) Araucaria columnaris 一般名:Cook Pine
- ニューカレドニア島原産。高さ60mに達する高木。横枝が落ちては再生を繰り返し、細長い緑色の電柱のようになる。
- シマナンヨウスギ(ノーフォークマツ、コバノナンヨウスギ)
- Araucaria heterophylla Syn. A. excelsa
- 英名:Norfolk Island Pine
- 南太平洋のノーフォーク島原産。ナンヨウスギに似た細い針葉を特徴とする。ナンヨウスギよりも葉が繊細で、整った円錐形の樹形のため、鉢植えや暖地の街路樹として日本でも利用される。
- アラウカリア・モンタナ Araucaria montana
- ニューカレドニア島固有種。