Calotropis カロトロピス属
常緑のやや多肉名低木。熱帯アフリカと、インドから東南アジアに数種が分布。
- アコン (クラウン・フラワー) Calotropis gigantea
- 英名:Crown Flower, Giant Milkweed
- 高さ約3mに達する低木。インドから東南アジアの乾燥地帯に分布。花は香りがよいため、ハワイなどではレイの素材として用いられるという。種子には長い絹状の毛があり、マットなどの詰物に利用される。茎からは丈夫な繊維がとれ、釣糸や漁網がつくられた。インドネシアで、疥癬、ヘビの咬傷などに用いられるなど、民間薬としての利用もある。
- カロトロピス・プロケラ Calotropis procera
- 英名:Auricula Tree
- 熱帯アフリカとインドの乾燥地域に分布。高さ2~3mになる低木。葉は灰緑色、花は薄紫色で直径約2.5cm。果実はフウセントウワタのように大きくふくらむ。茎から採取される繊維は腐りにくく、ロープや漁網などに利用される。民間薬としての利用もあるようである。
Caralluma カラルマ属
葉が退化して茎が多肉になったスタペリア類の一群。インド、南西アジア、アフリカ一帯に100種以上が知られる。多くの種が園芸植物として観賞され、一部は食用になる。
- カラルマ・エウロパエア Caralluma europaea
- 園芸名:赤縞牛角,野人角(園芸名は『多肉植物データベース』サイトによる)
- カラルマ・ルガルディ Caralluma lugardii
Ceropegia ケロペギア(セロペギア)属
茎が棒状のもの、針金状のもの、つる状のものなど変化に富む。大部分は多肉。アフリカ、マダガスカル、熱帯アジア、オーストラリア北部に約160種が知られるが、全種がワシントン条約の付属書Ⅱ(輸出入に際して輸出国の輸出許可書が必要)に指定されている。
【管理】水苔または多肉植物用土で育てる。8℃以上で管理。繁殖は挿し木で。
【管理】水苔または多肉植物用土で育てる。8℃以上で管理。繁殖は挿し木で。
- ケロペギア・ニロティカ(セロペギア・ニロチカ) Ceropegia nilotica
Decabelone デカベロネ属
- デカベロネ・グランディフロラ Decabelone grandiflora
Glossonema グロッソネマ属
- グロッソネマ・エドゥレ Glossonema edule
Hoodia ホーディア属
アンゴラから南アフリカに16種が分布。【管理】冬期は水やりを控え、10℃以上で越冬させる。繁殖は実生で。ハートカズラの塊根やスタペリアに接ぎ木することもある。
- ホーディア・バイニー Hoodia bainii
Hoya サクララン属 (Honey Plant, Wax Vine)
双子葉植物。常緑のつる植物。葉はやや多肉質。インドから太平洋地域の熱帯に約90種が分布。観賞用に栽培もされる。
【管理】ヘゴ付け、吊り鉢仕立て、寄せ植え、テラリウムなどで育てる。寒さには比較的強いが、冬期は5℃以上で管理するとよい。過湿に注意。繁殖は挿し木、実生で。
【管理】ヘゴ付け、吊り鉢仕立て、寄せ植え、テラリウムなどで育てる。寒さには比較的強いが、冬期は5℃以上で管理するとよい。過湿に注意。繁殖は挿し木、実生で。
- ホヤ・アウストラリス Hoya australis
- 英名:Common Waxflower
- オーストラリア北東部の熱帯雨林などに分布。
- ホヤ・アルドリチイ Hoya aldrichii
Huernia フエルニア属
アフリカ南部、東部、エチオピア、アラビア半島に60種あまりが分布。茎は四~六稜。高さ5~15cmで、柱状になるもの、叢状になるものなどがある。花は星形、杯状、鐘状で、5裂する。花色は変化に富む。属名は、オランダの宣教師で南アフリカで植物を採集したヘールニウス(J.Heurnius
1587-1652)にちなむが、名前の綴りを間違えて Huernia と命名された。英名は「ドラゴン・フラワー Dragon Flower」。
【管理】7℃以上で越冬する。繁殖は実生、挿し木で。
- フエルニア・オクラタ Huernia oculata
- 園芸名:剣竜角(けんりゅうかく)。高さ約6cm。
- フエルニア・ゼブリナ Huernia zebrina
- 園芸名:赤鬼角(あかおにかく)、縞馬(しまうま)。南アフリカ、ボツワナ、ナミビア原産。茎は四稜。高さ約5~7cm。花は直径約4cm。
Leptadenia レプタデニア属
- レプタデニア・ハスタタ Leptadenia hastata
Orbeopsis オルベオプシス属
- オルベオプシス・カウダタ Orbeopsis caudata
Stapelia スタペリア属
南アフリカを中心にタンザニア、ケニア、インド東部に100種あまりが分布。茎は四稜形。葉はほとんどなく、あってもすぐに脱落する。花冠はヒトデ形、まれに壺状鐘形で腐肉臭がある。英名:Carrion Flower, Starfish Flower
【園芸】冬期は水やりを控え、5℃以上で越冬させる。過湿を嫌う。繁殖は実生、株分け、挿し木で。ネコナジラミとカイガラムシに注意。
【園芸】冬期は水やりを控え、5℃以上で越冬させる。過湿を嫌う。繁殖は実生、株分け、挿し木で。ネコナジラミとカイガラムシに注意。
- スタペリア・フラウィロストリス Stapelia flavirostris
- スタペリア・グランディフロラ(オオバナサイカク) Stapelia grandiflora
- 英名:Carrion Flower, Starfish Flower
- 原産地は南アフリカのケープ、トランスヴァール州。花の直径は15~16cmで細い軟毛がある。臭気が強く、キンバエが産卵にくる。
- スタペリア・ペドゥンクラタ Stapelia pedunculata
- スタペリア・ヴァリエガタ Stapelia variegata
Tavaresia タウァレシア(タバレシア)属
- タウァレシア・バルクリイ Tavaresia barklyi
- 園芸名:鐘馗閣(しょうきかく)
Trichocaulon トリコカウロン属
- トリコカウロン・カクティフォルメ Trichocaulon cactiforme
- 園芸名:仏頭玉(ぶっとうぎょく)