Cornus ミズキ属
落葉または常緑の高木や低木、草本。北半球の温帯を中心に約50~60種が分布。
- ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) Cornus florida
- 英名:Flowering Dogwood
- 中国名:多花狗木
- 北米原産の落葉樹。米国の代表的花木。葉の展開に先立って樹冠が花におおわれる。
- 1912年、尾崎行雄東京市長がアメリカにサクラを寄贈したとき、その返礼として30本のこの木が贈られた。秋の紅葉も美しい。英名のドッグウッドは、樹皮の煮汁で犬を洗うと皮膚病が治るといわれることにちなむ。なお、この植物を「アメリカハナミズキ」という場合もあるが、これは間違った呼びかた。
- 左記のアメリカ切手の鳥は、どちらもショウジョウコウカンチョウ(カーディナル) Cardinalis cardinalis 英名:Northern Cardinal
- セイヨウサンシュユ Cornus mas
- 英名:Cornelian Cherry
- 高さ3~10mになる落葉低木。原産はヨーロッパからカフカス。観賞用に植栽され、フランスでは果実酒(Vin de Cornouille)の醸造に利用される。
- セイガンヤマボウシ(セイブミズキ、ナッタルミズキ) Cornus nuttallii
- 英名:Western Dogwood, Western Flowering Dogwood, Pacific Dogwood, Mountain Dogwood
- 大型の総苞片が4~8枚、均等に配列されている。日本では育ちにくいが、ハナミズキ C.florida との交雑種が育成され、日本にも導入されつつある。