Cotyledon コティレドン(コチレドン)属
南アフリカ、ナミビア、エチオピア、アラビア半島などに約50種が分布。多肉性の低木あるいは小低木。花は下垂する。属名はギリシャ語の「kotyle(くぼみ)」に由来し、かつてこの属に分類されていた植物の葉の形状にちなむ。
- コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata
- 英名:Pig's Ear
- ケープ地方原産の多肉植物。葉はスプーン状。17世紀の末にはヨーロッパに知られていたという。葉の搾り汁はてんかんの治療に効果があるという。
Crassula クラッスラ属
多くは岩場に生える多年草。葉は対生。約250種がアフリカ南部を中心に分布。
- クラッスラ・コルムナリス Crassula columnaris
- 園芸名:麗人(れいじん)
- 日本には昭和初期に渡来。長さ約2cmの花茎の先に、直径3~4mmの白い花を球状につける。
Rosularia ロスラリア属
地中海地域から西ヒマラヤにかけて約25種が分布。
- ロスラリア・キプリア Rosularia cypria
Sedum マンネングサ属
北半球の温帯と暖帯に約500種が広く分布。属名はラテン語で「座る」を意味する語に由来し、岩上に生育する様子にちなむ。
- セダム・ランプサエ Sedum lampusae
- 英名:Lapta Stonecrop
Sempervivum セムペルウィウム属 (Houseleek)
ヨーロッパの高山に20数種が分布。多肉の多年草。ロゼット状の葉に水を蓄えて厳しい冬を耐える。ヨーロッパでは古くから栽培されている。日本には明治時代に渡来したといわれるが、高温多湿に弱い。属名は「常に生きている」の意。
- セムペルウィウム・アリオニイ Sempervivum allionii
- セムペルウィウム・モンタヌム Sempervivum montanum