Dioscorea ヤマノイモ属 (Yam)
ほとんどが多年生のつる性植物。600種以上からなる。発達した地下の貯蔵器官を食用として利用する種も多い。根菜農耕文化の主要栽培作物。ヤムイモ、ヤムなどともいうが、ヤム(Yam)とは、西アフリカにおけるヤマノイモ属の栽培種の呼称が、ヨーロッパに伝わったものという。
- ダイジョ(大薯) Dioscorea alata
- 英名:Greater Yam, Water Yam
- 中国名:参薯、大薯
- マレー名:Ubi Manis, Ubi Tiyang
- 東南アジア原産。開花結実することは稀で、栄養繁殖のみを行ない、種間雑種起源と考えられている。茎には翼があり、葉は対生。比較的日持ちがよく、船による人々の移動と共に広がったと見られ、太平洋諸島やニューギニアなどに多くの品種が見られる。日本の暖地でも栽培されている。芋の形は円柱状、球形、円錐形、扁平のものなどさまざま。
- ディオスコレア・エレファンティペス Dioscorea elephantipes
- 園芸名:亀甲竜(きっこうりゅう)