Heliconia オウムバナ(ヘリコニア)属
属名はギリシャ神話の芸術の女神が住むヘリコン山に由来し、優雅な花姿にちなむ。ロブスター・クロー(エビのはさみ)、パロッツ・ビークス(オウムのくちばし)などの英名がある。
- ヘリコニア・カリバエア Heliconia caribaea
- 英名:Lobster Claw
- 西インド諸島原産の大型種で、高さ約2mになる。葉は長さ約1~1.8m。花序は長く直立。幅の広い苞が10数個2列に並ぶ。
- ヘリコニア・ファリノサ Heliconia farinosa
- ヘリコニア・フミリス Heliconia humilis
- トリニダード島、アマゾン上流の原産の小型種。草丈約80cm。葉は長楕円形で長さ約60cm。切花として有名。
- ヘリコニア・プシッタコルム Heliconia psittacorum
- 中央アメリカ原産。高さ約1mの小型種。日当たりのよい開けたところに生育する。葉は長い葉柄があり、長さ30~45cmということだが、切手(おそらくメリアンの描いたもの)の葉は、かなり様子が違っている。
- ヘリコニア・ロストラタ Heliconia rostrata
- ペルー・エクアドル原産。偽茎は1~6mに達し、花序は下垂する。
- ■ヘリコニア・ロストラタ参考写真:京都府立植物園 2009年6月26日
- ヘリコニア・ソロモネンシス Heliconia solomonensis
- ソロモン諸島原産。花は夕方に開き、多量の蜜を分泌してコウモリを誘う(コウモリ媒花)。
- ヘリコニアの1種 Heliconia ivoirea