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カタバミ科 Oxalidaceae

熱帯や亜熱帯を中心に8属約930種が知られる。ほとんどが草本、まれに木本。

 Averrhoa ゴレンシ属
 常緑の低木または小高木。東南アジアからマレーシア地域に数種が分布。一部は熱帯で栽培される。
ゴレンシ
Averrhoa carambola
英名:Carambola, Star Fruit
中国名:羊桃、陽桃、五斂子
 常緑の小高木または高木。西マレーシア地域が原産とされる。熱帯では広く生食され、ピクルスにもされる。また中医方では利尿、鎮咳などに利用される。果皮は柔らかく、皮ごと食べられる。ビタミンCも多い。
 こちらはゴレンシの花(京都府立植物園温室 2006年10月撮影)。
ゴレンシ Averrhoa carambola
1990年 バングラデシュ
ゴレンシ Averrhoa carambola
1986年 ニカラグア
 この切手の印面にはMELOCOTONの文字が見えます。melocotonとはスペイン語で「桃」。あきらかにゴレンシなのになぜ桃なのかよく分かりませんでしたが、海外のサイトなどを調べた結果、どうやらゴレンシのことをニカラグアではMelocoton とよぶようです。また、ウリ科の野菜Sicana odorifera (Syn. Cucurbita odorifera )も 中南米地域ではやはり Melocoton とよぶことがあるようです(このウリ科の植物は他に Cassabanana, Curua などの別名もある)。
 そういえば中国名にも「桃」の文字が入っています。味または食感が桃に似ているのでしょうか(私はまだ食べたことがない(^^;)。
Averrhoa carambola
2002年 インドネシア
ゴレンシ
1983年 サモア


 Oxalis カタバミ属 (Wood Sorrel, Sorrel)
 約850種が知られ、カタバミ科の大部分を占める。葉を噛むと酸っぱく、中国では「酢漿草」とよぶ。属名もギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。球根が食用とされることもある。
オクサリス・エンネアフィラ Oxalis enneaphylla オクサリス・エンネアフィラ
Oxalis enneaphylla
英名:Scurvy Grass
 チリ、アルゼンチン南部、フォークランド諸島とパタゴニアに自生。鱗片に覆われる根茎を持つ。花は直径約25mmで、花色はピンク、白、青紫など。
1968年 フォークランド諸島

フヨウカタバミ Oxalis purpurea フヨウカタバミ(アオイカタバミ)
Oxalis purpurea
英名:Cape Oxalis
南アフリカのケープ原産で、ピンク、白、藤色などの大輪花を秋から冬に咲かせ、観賞用に栽培される。
1972年 トリスタン・ダ・クーニャ



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