切手植物園(Home) 国名一覧表 科名一覧表 和名一覧表 Country Name Index Family Name Index |
約23属1000種からなる。大部分が北半球の暖温帯から寒帯に分布。大部分が多年草。 |
Anagallis ルリハコベ(アナガリス)属 (Pimpernel) |
1年草。世界の亜熱帯から温帯に約50種が分布。属名は精神病の治癒効果があるとされたため、「笑う」を意味する古いギリシャ名からつけられたという説がある。 |
アナガリス・アルウェンシス Anagallis arvensis 英名:Poor Man's Weatherglass, Cure All 中国名:海緑 全世界の熱帯、亜熱帯、温帯に広く分布する1年草。高さ10〜20cm。花期は3〜4月。ヨーロッパではかつては重要な薬用植物で、狂気や憂鬱症の薬として用いられたという。中国では毒ヘビや狂犬の咬傷に用いた。 花色が朱色のものは、アカバナルリハコベ A. arvensis f. arvensis で、青色の本種と混生することが多いという。 日本にはルリハコベ A. arvensis f. coerulea (coerulea=caerulea 青色の)が分布。 |
|
1998年 アラブ首長国連邦 |
Androsace トチナイソウ属 (Rock Jasmine) |
北半球の高山から熱帯に約100種が分布。小型の草本でロックガーデンなどにも利用される。属名は花と葯(やく)の形が古代ギリシャの兵士が用いた円形の盾(sakos)に似るからという説がある。和名の「トチナイ」は、千島列島のパラムシル島でトチナイソウ A. chamaejasme subsp. lehmanniana を採集した北海道庁技手、栃内壬五郎(とちないじんごろう)にちなむ。 |
アンドロサケ・ヘルウェティカ Androsace helvetica 高さ5〜10cm。ピレネーやアルプスの石灰岩の崖やクレバスなどでみられる多年草。 |
|
1991年 ドイツ |
Cyclamen キクラメン(シクラメン)属 |
小アジア、地中海沿岸地方、ヨーロッパ中部にかけて約15種が分布。属名は花後に花茎がらせん状にねじれることから、「円」を意味するギリシャ語の「キクロス(kyklos)」からつけられたという。シクラメン属のいくつかの種は、16世紀にはすでに薬草としてフランス、イギリス、オランダなどの国々に入っていたという。 |
シクラメン(ブタノマンジュウ、カガリビバナ) Cyclamen persicum 英名:Cyclamen, Sowbread(豚のパン) 原産はシリアからギリシア。1620年頃にはすでにフランスで栽培されていたという。その後19世紀半ばからフランス、イギリス、オランダ、ドイツなどで園芸草花としての改良が進み、今日みられる大輪系の品種が生まれた。ヨーロッパでは民間薬として下剤、痛み止めなどにも利用された。 日本に渡来したのは明治時代初期といわれる。カガリビバナの和名は牧野富太郎による。 |
|
1959年 イスラエル |
マルバシクラメン Cyclamen europaeum 英名:European Cyclamen, Sowbread(豚のパン) ホメオパシー(類似療法)におけるレメディとして使われているとか。 |
|
1973年 ハンガリー |
Primula サクラソウ属 |
北半球の温帯から寒帯にかけて、500〜600種が分布。とくに東部ヒマラヤから中国の四川、雲南省にかけて約300種以上が集中する。園芸植物として利用される種も多い。 |
プリムラ・アリオニイ Primula allionii |
|
1985年 モナコ |
プリムラ・デキピエンス Primula decipiens 英名:Dusty Miller |
|
1968年 フォークランド諸島 |
プリムラ・ウェリス(キバナノクリンザクラ) Primula veris 英名:Cowslip(雌牛の唇) 地中海沿岸から南西アジアにかけて分布。花冠が平開しない。葉が野菜や薬に利用されたこともある。園芸品種プリムラ・ポリアンタ(ポリアンサ)の一方の親。 |
||
1999年 オーランド | 1959年 ユーゴスラビア |
プリムラ・ウルガリス(イチゲサクラソウ) Primula vulgaris 英名:Primrose ヨーロッパの山野でもっとも普通にみられるサクラソウ。園芸でおなじみの「プリムラ・ポリアンタ(ポリアンサ)」は、本種とプリムラ・ウェリス(P. veris)との交配で生まれた。 |
|
2004年 アイルランド |
プリムラ・ウルフェニアナ Primula wulfeniana |
|
1991年 ドイツ |
サクラソウ Primula sieboldii 朝鮮半島から中国東北部、北海道から九州までの各地の高原、原野に広く分布する多年草。日本では江戸時代半ば頃から栽培が盛んで、多くの新品種がつくられた。埼玉県浦和市の田島ヶ原は、サクラソウの群生地として有名。埼玉県の県花であり浦和市の市花である。 |
|
1990年 日本 |
Trientalis ツマトリソウ属 |
北半球に2種だけが分布。属名 Trientalis は「3分の1フィート」の意。 |
ツマトリソウ(褄取り草) Trientalis europaea 英名:Star-Flower 花の直径は1〜1.5cm。和名はつぼみや若い花冠の縁が薄紅色に染まることから、着物の褄取りにたとえたもの。 |
||
1991年 フィンランド |
1967年 ベルギー |
切手植物園(Home) 国名一覧表 科名一覧表 和名一覧表 Country Name Index Family Name Index