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南半球を中心に約80属1500種が分布。南アフリカ、オーストラリア、南アメリカの乾燥した地域に多い。ほとんどが常緑の木本、まれに草本。近縁な植物がなく、この科だけでヤマモガシ目とされることもある。日本にもヤマモガシ Helicia cochinchinensis 1種のみが生育する。 |
Banksia バンクシア属 |
常緑の低木または小高木。オーストラリア東部、西部に75種が分布。属名はイギリスの博物学者バンクス(J. Banks 1743〜1820)を記念してつけられた。多数の小花が密集した穂状花序(すいじょうかじょ)は美しく、観賞用または切花として栽培されることが多い。耐寒性のある種では、日本の暖地での露地栽培も可能。 |
バンクシア・セラタ Banksia serrata オーストラリア東部海岸原産。高さ約15m。 |
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1986年 オーストラリア |
Leucadendron ギンヨウジュ属 |
南アフリカのケープ地方の南部や南西部などに多く、約80種が知られる。花は密集して頭花や短い総状花序をつくり、緑、黄、赤色などに美しく色づいた苞葉が周囲を取り囲む。 |
ギンヨウジュ Leucadendron argenteum 英名:Silver Tree 南アフリカ、ケープ地方原産。高さ約10m。雌雄異株。葉は白く長い絹毛に覆われ、銀色に輝く。 乾燥させた葉は装飾やクッションに、またイギリス植民地時代には伐採して燃料にされたが、現在では個体数が減り、厳重に保護されている。 日本では夏が多湿なため、栽培が難しいという。 |
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1977年 南アフリカ |
レウカデンドロン・セッシーレ Leucadendron sessile 英名:Cone Flower 高さ約1.5m。雌雄異株。植物体が若いときは苞葉の色は黄色だが、成長とともに赤く変化する。 |
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1977年 南アフリカ |
Leucospermum レウコスペルムム属 |
南アフリカに48種が知られる。長い花柱と花被が苞葉よりも目立つ。 |
レウコスペルムム・コルディフォリウム Leucospermum cordifolium |
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1977年 南アフリカ |
Mimetes ミメテス属 |
南アフリカのテーブルマウンテンの砂岩に生育している。 |
ミメテス・ククラトゥス Mimetes cucullatus 英名:Common Pagoda アフリカーンス(Afrikaans ▼下記参照)名:Rooistompie 高さ約2m。南アフリカ原産。 |
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1977年 南アフリカ |
【アフリカーンス語 Afrikaans】 南アフリカ共和国における、英語に次ぐ公用語。1652年、喜望峰に設けられた植民地に移住したオランダ人のもたらしたオランダ語が、現地における種々の言語の影響をうけて独自に発展した言語。 |
Orothamnus オロタムヌス属 |
オロタムヌス・ゼイヘリ (ナンアヤマモガシ) Orothamnus zeyheri |
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1977年 南アフリカ |
Paranomus パラノムス属 |
パラノムス・レフレクスス Paranomus reflexus |
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1977年 南アフリカ |
Protea プロテア属 |
南アフリカを中心に約115種が分布。常緑の低木または小高木。頭花は革質の大きな総苞に包まれて美しい。属名はギリシャ神話のプロテウスにちなむ。 |
以下14点はすべて 1977年 南アフリカ
プロテア・キナロイデス (キング・プロテア、ジャイアント・プロテア) Protea cynaroides プロテアの中で最もよく知られる。南アフリカの国花。 |
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プロテア・アンプレクシカウリス Protea amplexicaulis |
プロテア・アリスタタ Protea aristata |
プロテア・カナリクラタ Protea canaliculata |
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プロテア・ロウペリアエ Protea roupelliae |
プロテア・エクシミア Protea eximia |
プロテア・グランディケプス Protea grandiceps |
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プロテア・ロンギフォリア Protea longifolia |
プロテア・ロレア Protea lorea |
プロテア・マグニフィカ Protea magnifica |
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プロテア・ムンディイ Protea mundii |
プロテア・ネリイフォリア Protea neriifolia |
プロテア・プンクタタ Protea punctata |
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プロテア・レペンス Protea repens |
Serruria セルリア属 |
南アフリカのテーブルマウンテンの砂岩に生育している。 |
セルリア・フロリダ Serruria florida 英名:Blushing Bride(ブラッシング・ブライド=頬を染めた花嫁) 高さ約1.5mの常緑低木。南アフリカ原産。1773年に南アフリカ、ウェスタン・ケープ(Western Cape)のフランシュフック(Franschhoek)の山地でツンベリー(Thunberg 1743-1828 ▼下記参照)によって採集された。 花は直径約5cm。淡桃色の美しい総苞をもつ。その優美な姿からブライダル・ブーケに使われることも多い。日本では夏から冬に切り花として出回る。 自生種は絶滅が危惧されている。 |
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1977年 南アフリカ |
【ツンベリー(ツンベルク) Carl Peter Thunberg 1743-1828】 スウェーデン人植物学者、医師。ウプサラ大学に学び、リンネに師事。1771年、オランダ東インド会社の帆船に外科医として乗船、72年ケープ・タウン着、植物採集を行う。75年(安永4)来日、長崎のオランダ商館医として着任、蘭学者杉田玄白、中川淳庵、桂川甫周らと親交を持ち、影響を及ぼす。76年長崎を去り、84年ウプサラ大学医学・植物学教授、翌年学長となる。1807年ウプサラ大学博物館を開設、標本多数を寄贈した。
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