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ラフレシア科 Rafflesiaceae

8属約50種が世界の熱帯地域を中心に分布。生存のためのエネルギーや物質をすべて他の植物から得る完全寄生性の植物群。ラフレシアの名は、イギリスの植民地行政官でシンガポールを創設したラッフルズ(T. S. Raffles 1781-1826)にちなむ。ヤッコソウ科(ラフレシア科に含まれることもある)やヒドノラ科に近縁といわれる。

 Rafflesia ラフレシア属
 約11種がスマトラ島からボルネオ島、フィリピン諸島西部、タイ南部などに分布。ブドウ科のミツバビンボウカズラ属 Tetrastigma を宿主とするが、なかでも テトラスティグマ・レウコスタフィラT. leucostaphyla がもっとも多い。

ラフレシア Rafflesia arnoldii ラフレシア・アーノルディイ
Rafflesia arnoldii
 世界最大の花をつけることで有名。寄生植物。花は直径60〜90cmで雌雄異花。腐臭を放って送粉者であるハエをひきつける。受粉後約8カ月で約数万百個の微細な種子をもつ果実をつける。種子は小型の哺乳類やアリによって散布される。種小名は、ラッフルズのお抱え自然史研究者で、この植物の発見者であるアーノルド(J. Arnold)にちなむ。
1992年 インドネシア

ラフレシアの1種 Rafflesia sp. ラフレシアの1種
Rafflesia sp.
1989年 インドネシア



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