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マツブサ科 Schisandraceae

つる性の木本。2属約50種が東アジアから東南アジア、ヒマラヤを中心に、少数がインド、アメリカ南東部に分布。日本ではマツブサ属2種とサネカズラ属1種の計3種が生育する。葉は単葉で互生、鋸歯がある。花はふつう単性で雌雄異株または同株。
かつては花の形が似ていることからモクレン科に含まれていたが、マツブサ科には托葉がない、果実が液果となる、花粉が3溝粒(こうりゅう)であるなどの点で、モクレン科と区別される。

 Schisandra マツブサ属
 サハリン、アムール地方からヒマラヤ、ジャワ島に約20数種が分布するが、中国南西部からヒマラヤにかけてもっとも多い。北アメリカ南東部にも1種が隔離分布する。

チョウセンゴミシ Schisandra chinensis チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)
Schisandra chinensis
中国名:北五味子
 落葉性のつる性木本。サハリン、アムール地方、中国北東部、朝鮮半島、日本に分布。日本では長野県、山梨県、北海道などで普通にみられる。果実は房全体がひとつの花に由来する集合果。
 果実を乾燥させたものには甘、苦、酸、辛、鹹(かん)の5つの味をすべて含むことから五味子とよばれ、鎮咳(ちんがい)、鎮静など漢方に用いられる。
1998年 ロシア連邦



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