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オミナエシ科 Valerianaceae

草本、まれに低木となる。おもに北半球の温帯に分布し、13属400種ほどが知られる。日本には2属が自生している。葉は対生または輪生。托葉はない。花は二出集散花序につく。花冠は左右相称で5裂。花色は黄色または白色。

 Valeriana カノコソウ属
 北半球の温帯、南アメリカのアンデス山地、南アフリカに約250種が分布。日本には、カノコソウとツルカノコソウの2種が自生する。「カノコソウ」の名は、若い花序の様子が、鹿の子絞りに似ていることによるという。

セイヨウカノコソウ
Valeriana officinalis
英名:Common Valerian, Garden Heliotrope
 ヨーロッパ原産。高さは1mを超える。根茎は古くから薬用とされた。根にはマタタビ Actinidia polygama に似た効能があるとされ、ヨーロッパでは野良ネコやノネズミを退治するための餌に使われた。イギリスでは魔女が魔ものを狩るときに用いるという伝説がある。花色が深紅色、赤色、純白色などの観賞用の品種もつくられている。
セイヨウカノコソウ Valeriana officinalis
1980年 ポーランド
セイヨウカノコソウ Valeriana officinalis
2002年 スロベニア
セイヨウカノコソウ Valeriana officinalis
印面 officianalis は綴り間違い
1997年 ソマリア

ウァレリアナ・ヤタマンシ Valeriana jatamansi ウァレリアナ・ヤタマンシ
Valeriana jatamansi
英名:Indian valerian
サンスクリット名:Tagara
 ヒマラヤの2800〜3500mの森林地帯に分布。根茎を鎮静剤、精神安定剤などに用いる。切手左下に描かれているものはその根茎。
1980年 ネパール



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