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Viscaceae ヤドリギ科

8属約450種が熱帯・温帯地域を中心に分布。すべて木本性の半寄生植物。枝が二股状のわかれるものが多い。花は黄色や緑色で小さく目立たない。裸子植物にも被子植物にも寄生する。種子は粘液質のもので包まれているため、野鳥に食べられて排泄される際に、宿主植物にうまくからみつく。樹木に寄生するヤドリギにとって、大切な種子を無駄に地面に落としてしまうわけにはいかない。そのための巧妙な仕組みである。日本にはヤドリギとヒノキバヤドリギの2属2種が分布する。

 Viscum ヤドリギ属 (Mistletoe)
 約100種が旧世界の温帯から熱帯にかけて分布。常緑の半寄生植物。

セイヨウヤドリギ(左切手はアメリカヤドリギ?)
Viscum album (Syn. Phoradendron serotinum
英名:Common Mistletoe, European (American) Mistletoe
 常緑の半寄生植物。冬になり、寄生している木が落葉しても緑を保っていることから、不思議な力があるとされ、古代ヨーロッパでは夏至や冬至の夜などに、聖職者が木に登って黄金の鎌で切り取り、祭壇に安置したという。現在でもフランスやイギリスなどでは、クリスマスには市場でヤドリギの枝を買って帰り、室内の飾りとする習慣が残っている。またその枝の下では女性にキスすることが許されるという習慣もある。
 英名のMistletoe(ミスルトー)はアングロサクソン語の misteltan が語源で、鳥もちとヤドリギの両方の意味を持つ。果実で鳥もちがつくられたことによる。
 花言葉は「私にキスしてください」(英)、「危険な関係」(仏)。
セイヨウヤドリギ Phoradendron serotinum
1982年 アメリカ
Viscum album
鳥はオナガタイランチョウ
Tyrannus forficatus
英名:Scissor-tailed Flycatcher
 尾が非常に長い。食物は昆虫類が主食で、果実や漿果(しょうか)をときどき食べる。
1978年 ガーンジー



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