Bignoniaceae ノウゼンカズラ科

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Bignoniaceae ノウゼンカズラ科

Crescentia フクベノキ属

常緑高木。熱帯アメリカに数種が分布。ノウゼンカズラ科では非常に珍しく、束生する単葉をもつ。花は幹に直接つき、夜に開花して麝香(じゃこう)の香りを放つ。ほとんどがコウモリ媒花。また、下剤や避妊薬など、さまざまな治療薬としての利用もある。
フクベノキ Crescentia cujete
1984年 セントルシア
フクベノキ
1988年 アンギラ

Jacarandaキリモドキ(ヤカランダ、ジャカランダ)属

藍色や紫色の美しい花が樹冠を覆うように咲き、シダに似た柔らかな感じの葉をつける高木。熱帯、亜熱帯では街路樹、庭園樹として広く植栽されている。熱帯アメリカに約50種が分布。
【管理】日当たりを好み、排水のよい土壌で育てる。2~3℃で越冬する。繁殖は実生または取り木で。性質は比較的丈夫で成長も速い。
Jacaranda ovalifolia
1970年 バーミューダ
Jacaranda mimosifolia
1976年 モントセラト

Jacaranda paucifoliolata
1994年 ブラジル

Kigelia ソーセージノキ属

アフリカに3種が存在。果実の形から男性の性的な機能に関連した多くの迷信がある。果実は中身を抜いてさまざまな家庭用器具に使われる。
【管理】乾燥に強く、8~10℃で越冬する。成長は速い。繁殖は実生。
ソーセージノキの1種 Kigelia africana
1976年 ボツワナ

Pyrostegia ピロステギア属

常緑のつる性低木。南アメリカ熱帯に5種が分布。葉は2~3枚の小葉からなり、先端の1枚は巻きひげとなる。

Pyrostegia venusta
1979年 サントメ・プリンシペ

Spathodea カエンボク属

常緑の高木。熱帯アフリカに約3種が分布。
カエンボク Spathodea campanulata
1961年 ガボン
カエンボク Spathodea campanulata
1963年 シエラレオネ
カエンボク Spathodea campanulata
1977年 ガンビア
カエンボク Spathodea campanulata
1976年 モントセラト
Spathodea campanulata
1991年 バージン諸島

■参考写真:カエンボクの葉・幹(京都府立植物園 2006年10月15日)


スパトデア・ニロティカ Spathodea nilotica
1986年 ケニア

Stereospermum センダンキササゲ属

センダンキササゲの1種 Stereospermum kunthianum
1987年 ブルキナファソ
センダンキササゲの1種 Stereospermum kunthianum
1963年 シエラレオネ

Tabebuia タベブイア属

常緑の高木、または低木。中南米熱帯を中心に約100種が知られている。
タベブイア・クリサンタ Tabebuia chrysantha
1976年 モントセラト
Tabebuia chrysantha
1994年 ボリビア

タベブイア・クリサンタ Tabebuia chrysantha
1976年 モントセラト
Tabebuia pentaphylla
1969年 英領ホンジュラス
Tabebuia pentaphylla
1991年 バージン諸島

タベブイア・ヘテロフィラ Tabebuia heterophylla
1978年 バージン諸島

Tabebuia rosea
2004年 ニカラグア

Tecoma ヒメノウゼンカズラ属

アフリカ産の種を南アメリカ産の Tecoma から分けて、Tecomaria とすることもあるが、形態的には明確な区別はないという。
テコマ・スタンス Tecoma stans
1978年 バージン諸島
Tecoma stans
1979年 サントメ・プリンシペ

テコマ・リカソリアナ Tecoma ricasoliana
1970年 バーミューダ

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