Compositae キク科

HOME国名一覧科名一覧和名一覧Country Name IndexFamily Name Index

Compositae キク科

Achyrocline アキロクリネ属

マセラ Achyrocline satureoides
2004年 ウルグアイ

Arctotis ハゴロモギク属

南アフリカに約50種が分布する多年草。茎葉ともに短い白毛で覆われている。若い花は夜閉じる。舌状花の基部が色濃くなるのが特徴(ガザニア属、ウェニディウム属にも共通)。ガザニアに似るが、総苞片が基部で合着しない。属名はギリシア語で Arktos(クマ)の Otos(耳)の意で、種子が綿毛に包まれている様子をしめしたもの。
ハゴロモギク Arctotis venusta
1987年 レソト

Arnica ウサギギク属

北半球の温帯から寒冷地にかけて約100種が分布する多年草。大部分が北米に産する。
Amica montana
1973年 旧ソ連

Artemisia ヨモギ(アルテミシア)属

北半球の暖帯から寒帯に多い。虫媒花のキク属が、虫の少ない乾燥地帯に進出して風媒花になったグループだといわれている。そのためか湿地や森の中では見かけない。葉は切れ込みが多く、毛に覆われている。属名はギリシア神話の女神 アルテミス Artemis(Diana)に由来。ヨモギが婦人病に効果があり、女神アルテミスの聖草とされたためという。
1982年 アルジェリア

アルテミシア・トゥリデンタータ(ヨモギの1種) Artemisia tridentata
1982年 アメリカ

Baccharis バッカリス属

南米と北米に約300種が分布。草本または木本。観賞用や薬用に利用される。
バッカリス・トゥリメラ Baccharis trimera
2004年 ウルグアイ

Bellis ヒナギク属

地中海沿岸からヨーロッパに約15種が分布。
ヒナギク Bellis perennis
1973年 ハンガリー

Berardia ベラルディア属

Berardia subacaulis
1985年 モナコ

Calendula キンセンカ属

地中海沿岸を中心にカナリア諸島から西アジアにかけて約20種が分布。観賞用、食用、薬用などの用途がある。
キンセンカ Calendula officinalis
1980年 ポーランド
キンセンカ Calendula officinalis
1961年 ユーゴスラビア
キンセンカ Calendula officinalis
2001年 アイスランド

Callistephus エゾギク属

エゾギク Callistephus chinensis 1種のみの単型属。属名のカリステフスは「美しい冠」の意味で、痩果の冠毛が美しいことによる。
Callistephus chinensis
1997年 ネパール

Carthamus ベニバナ属

14種が地中海地方からアジアに分布。多くは1年草。属名のカルタムスはアラビア語の「染める」に由来。
ベニバナ Carthamus tinctorius
2004年 日本
Carthamus tinctorius
2002年 韓国

Centaurea ヤグルマギク属 Knapweed, Hardhead, Spanish Button, Cornflower

地中海と中東に約450種が分布。ほとんどが草本。乾燥に強い。属名は、ギリシャ神話の半人半獣のケンタウロスが、ヘラクレスから受けた毒矢の傷を、この属の植物を用いて治した伝説にちなむという。和名は、花の形を鯉のぼりの先端の矢車に見立てたもの。なお、ヤグルマソウともいうが、ユキノシタ科に同じ名の植物があり、まぎらわしい。
Centaurea cyanus
1990年 ポーランド

ヤグルマアザミ Centaurea jacea
1995年 ロシア連邦

ヤマヤグルマギク Centaurea montana
1965年
アンドラ(フランス郵政

ケンタウレア・レグシナ Centaurea ragusina
1996年 クロアチア

Centaurea muricata
1973年 モロッコ

Chiliotrichum キリオトゥリクム属

キリオトゥリクム・ディッフスム Chiliotrichum diffusum
1968年 フォークランド諸島

Chrysanthemum キク属

北半球の温帯域を中心に200種以上が分布する。1年草、多年草、灌木状になるものなど、生活形態も多様に分化している。そのため、シュンギク属 Chrysanthemum キク属 Dendranthema フランスギク属 Leucanthemum ミコシギク属 Leucanthemella ハマギク属 Nipponanthemum シロバナムシヨケギク属 Pyrethrum ヨモギギク属 Tanacetum をそれぞれ別属として扱うことも多い。
ノジギク
1990年 日本

キク
1961年 日本

Cosmos コスモス属

1年草または多年草で、米国アリゾナ州から南米ボリビアに至る地域に分布している。ダリア属に近い。
コスモス
2003年 日本

Dahlia ダリア属

地下に塊根を有する多年草。約27種がメキシコとグアテマラの、おもに標高1000~4300mの高原地帯に分布。多くの園芸品種がつくられている。属名はスウェーデンの植物分類学者で、リンネに師事したダール(Anders Dahl, 1751-89)を記念したもの。
Dahlia pinnata
1965年 イエメン

Doronicum ドロニクム属

多年生の草本で、北アフリカからユーラシア大陸温帯地域に約35種が分布する。
1998年 カンボジア

Echinops ヒゴタイ属

地中海地方から中央アジアの乾燥地域を中心に約120種が分布。1~2年草あるいは多年草。葉は羽状に切れ込み刺がある。球状の花は、1小花からなる頭花がさらに多数密集したもの。属名は「ウニあるいはハリネズミに似たものの意で、花の形態にちなむ。実際触れると痛い。ルリタマアザミ(ヨーロッパから中央アジアにかけて分布)はこの仲間。
Echinops sphaerocephalus
1967年 ベルギー

Gnaphalium ハハコグサ属

世界中に約200種が広く分布。
ハハコグサの1種 Gnaphalium pyramidale
1972年 トリスタン・ダ・クーニャ

Gynura サンシチソウ(ギヌラ)属

1年生あるいは多年生の草本。アフリカとアジアの熱帯から暖帯に約20種が分布。野菜や薬用にされる種もある。
ギヌラの1種 Gynura pseudo-china
1984年 タイ

Helianthus ヒマワリ属

1年草または多年草で、北アメリカに約100種分布。

ヒマワリ Helianthus annuus
(1)
Helianthus annus
(2)

Helichrysum ムギワラギク属

アフリカ、オーストラリア、ユーラシアに約300種が分布するが、とくにオーストラリアと南アフリカに集中している。属名はギリシア語のhelios(太陽)とchrysos(金)の2語により、本属のある種の花の色に由来する。
ムギワラギクの1種 Helichrysum thomsonii
1975年 オーストラリア

Hieracium ヤナギタンポポ属

ヨーロッパを中心に世界の温帯に約1000種が分布。属名はギリシャ語の「hierax (鷹)」に由来し、鷹が視力を強めるために食べるとの伝承による。
チシマタンポポ Hieracium alpinum
1979年 チェコスロバキア

▲ページトップに戻る