切手植物園(Home) 国名一覧表 科名一覧表 和名一覧表 Country Name Index Family Name Index |
約700属2万5000種からなり、被子植物の中でもっとも大きい科のひとつ。 |
Codonorchis コドノルキス属 |
コドノルキス・レッソニイ Codonorchis lessonii 英名:Dog Orchid フォークランド諸島の他、チリ・アルゼンチンなどに分布。草原やナンキョクブナの森にみられる多年草。 |
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1968年 フォークランド諸島 |
Corymborkis バイケイラン属 |
8種が世界の熱帯地域に広く分布。属名は「散房花序のラン」の意。 |
バイケイラン Corymborkis veratrifolia インド、インドネシア、オーストラリア北部、フィジー諸島などに広く分布。日本では南西諸島、小笠原諸島に分布。和名は草姿がユリ科のバイケイソウに似るから。 |
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1990年 クリスマス島 |
Cypripedium アツモリソウ属 |
北半球の温帯から亜寒帯に約50種が知られる。袋状になった唇弁が目立つ。属名は花の唇弁を平敦盛の母衣(ほろ)に見立てたもの。なお、「クマガイソウ属」と記する資料もある。ちなみに、クマガイソウ C. japonicum はおなじく唇弁を熊谷直実(なおざね)の母衣に見立てたもの。 |
カラフトアツモリソウ Cypripedium calceolus 北半球の亜寒帯に広く分布。唇弁と他の花被片が2色にわかれる。日本の北海道にも自生地がある。 |
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1993年 モルドバ |
アメリカアツモリ Cypripedium reginae 英名:Showy Lady's-slipper, Pink and White Lady's Slipper 鳥はハシグロアビ Gavia immer 英名:Common Loon, Great Northern Diver |
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1982年 アメリカ |
キプリペディウム・アカウレ Cypripedium acaule 英名:Pink Lady's Slipper, Moccasin Flower, Stemless Lady's-slipper カナダ中南部から北アメリカ北東部の森林地帯に分布する多年草。栽培は難しいという。 |
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1965年 カナダ |
レブンアツモリソウ(礼文敦盛草) 北海道は礼文島の代表的な花。高さ約30cm。ホテイアツモリの色変わり。花色は白色〜黄色。絶滅危惧種で自生地の山全体が保護されている。 |
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1995年 日本 |
Cyrtorchis キルトルキス属 |
約15種がアフリカに分布。唇弁が他の花被片とほぼ同形の白色花をつける。 |
キルトルキス・アルクアタ Cyrtorchis arcuata エチオピアから南アフリカにかけて分布。長さ20cmほどの花茎に、肉厚で芳香のある花を10〜20個つける。 |
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1996年 コートジボワール |
Dendrobium セッコク(デンドロビウム)属 |
アジア、オセアニアの温帯から熱帯に分布。種数が非常に多く、900〜1000種ともいわれる。形態の変異も多様。ほとんどが樹上に着生する。 |
デンドロビウム・モーリアヌム Dendrobium mohlianum 1973年 ニューヘブリデス |
デンドロビウム・テレティフォリウム Dendrobium teretifolium 南太平洋地域に分布 1973年 ニューヘブリデス |
デンドロビウム・ビフォルム Dendrobium biflorum ラン科 セッコク属 1997年 フィジー |
デンドロビウム・ダクティロデス Dendrobium dactylodes ラン科 セッコク属 1997年 フィジー |
デンドロビウム・マクロプス Dendrobium macropus ラン科 セッコク属 1997年 フィジー |
デンドロビウム・モーリアヌム Dendrobium mohlianum 1988年 フィジー諸島 |
デンドロビウム・カッティラレ Dendrobium cattilare 1988年 フィジー諸島 |
Dracula ドラクラ属 |
南米アンデス山脈の雲霧林、メキシコ、ペルーなどに100種以上が分布。属名は花の姿からの連想で、ドラキュラ伯爵にちなんでつけられたという。従来はマスデウァリア属に含められていた。 |
ドラクラ・ベッラ Dracula bella |
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1996年 国連ウィーン事務所 |
Ephemerantha エフェメランタ属 |
エフェメランタ・コマタ Ephemerantha comata |
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1973年 ニューヘブリデス |
Epidendrum エピデンドルム属 |
新大陸を代表するラン。中南米諸国に約800種が広く分布。着生ランで、属名はギリシャ語の
Epi (上に) と Dendron (木) に由来する。 園芸品種も多く、属間雑種などが多く作出されている。 |
エピデンドルム・キリアレ Epidendrum ciliare 英名:Christmas Orchid 中米から南米ブラジルに分布する。 |
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1991年 バージン諸島 |
エピデンドルム・ディフォルメ Epidendrum difforme |
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1980年 セントクリストファー・ネビス |
Eulophia イモラン属 |
世界の熱帯地域を中心に約200種が分布。地生ラン。エビネに似た偽球茎は粘滑性があり、サレップ根として薬用にされる種もある。 |
エウロフィア・グイネエンシス Eulophia guineensis 熱帯アフリカからアフリカ南西部のアンゴラにかけて分布。 切手印面には E. guineenis と誤記。 |
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1977年 ガンビア |
Eulophia horsfalii | |
1996年 コートジボワール |
Gavilea ガウィレア属 |
ガウィレア・マクロプテラ Gavilea macroptera 英名:Yellow Orchid |
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1968年 フォークランド諸島 |
Oberonia オベロニア(ヨウラクラン)属 |
東アフリカからサモア諸島の熱帯に約300種が分布。日本にもヨウラクラン O. japonica が本州から南西諸島にかけて分布する。着生ラン。和名は花序がインド貴族の装飾品「瓔珞」に似ていることから。 |
オベロニア・ティタニア Oberonia titania |
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1984年 ノーフォーク島 |
Orchis ハクサンチドリ(オルキス)属 |
地生ランで落葉性。北半球の温帯から亜寒帯にかけて約100種が知られている。 |
オルキス・マクラタ Orchis maculata 1973年 旧ソ連 |
オルキス・ラクシフロラ Orchis laxiflora 英名:Broad Leaved Orchis ヨーロッパから西アジアに分布。高さ20〜100cm。球状に肥大した根は、薬用のサレップ根 Salep の原料となる。チョコレートの増量剤にされたこともある。 1970年 イスラエル |
Orchis morio 一般名:Green-winged Orchid |
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1957年 ユーゴスラビア |
Paphiopedilum パフィオペディルム属 |
東南アジア、ニューギニアなどの熱帯に産する地生ラン。 |
パフィオペディルム・インシグネ Paphiopedilum insigne |
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1965年 ルーマニア |
Phalaenopsis コチョウラン属 |
台湾南部、インド、マレーシア、東南アジア、オーストラリア北部に約50種が分布。常緑の着生ラン。園芸ではふつう「ファレノプシス」とよばれる。ヴァンダ属やムカデラン属などと近縁。 |
ファラエノプシス・アマビリス Phalaenopsis amabilis フィリピンのパラワン島からオーストラリア北部にかけて分布。 |
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1992年 インドネシア |
Phreatia フレアティア属 |
インドから台湾以南の東南アジア、ニューギニア、太平洋諸島に広く分布。着生ラン。花序は液生。花は小型でふつう白色。 |
フレアティア・クラッシウスクラ Phreatia crassiuscula |
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1984年 ノーフォーク島 |
Platanthera ツレサギソウ属 |
北半球の温帯を中心に約200種が分布。地生ラン。花はおもに緑または白色。細長い距をもち、夜によく香り、蛾によって花粉が媒介される。 |
プラタンテラ・ビフォリア Platanthera bifolia 英名:Lesser Butterfly orchid ヨーロッパ全土、トルコ、北アフリカの森林や草原に分布。多年草。高さ15〜50cm。 |
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1968年 スウェーデン |
Spathoglottis スパトグロッティス(コウトウシラン)属 |
熱帯、亜熱帯アジア、ニューギニア、オーストラリア北部などに約40種が分布。地生ラン。高さ約30〜150cm。属名「コウトウシラン」は台湾の紅頭嶼(こうとうしょ)にちなむ。 |
スパトグロッティス・ペトリ Spathoglottis petri 1973年 ニューヘブリデス |
スパトグロッティス・パキフィカ Spathoglottis pacifica 1997年 フィジー |
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Stanhopea スタンホペア属 |
常緑の着生ラン。中南米に約50種が分布。日当たりのよい樹木に着生する。 |
スタンホペア・ティグリナ Stanhopea tigrina メキシコ原産。花の直径は約20cmになる。花被に紫褐色の目立つ斑が入る。種小名も「虎斑のある」の意。 |
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1965年 ルーマニア |
Vanilla バニラ(ウァニラ)属 |
世界の熱帯に約65種が分布。属名はスペイン語の vainilla (小さな豆果)の意で果実の形に由来。 |
バニラ(ヴァニラ) Vanilla planifolia (Syn. V. fragrans, V. mexicana, V. aromatica, Myrobroma fragrans) 英名:Common Vanilla 熱帯アメリカ原産。もともと先住民がスパイス(チョコレート・ドリンクの香料)として利用していたが、アステカ帝国を征服したスペイン人がヨーロッパに持ち帰り広まった。 マダガスカルはその主産地で、世界生産の3分の2をしめる。その他インドネシア、コモロなどが産地。 バニラの花は半日花で、昼前にはしぼんでしまう。花には全く香りはない。さや状の未熟果を発酵熟成させてはじめてバニラの甘い香りがうまれる。アイスクリームなどに混じっている黒い粒々はひとつひとつがバニラの小さな種子である。 |
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1957年 マダガスカル |
2002年 フィジー |
バニラの花 | |
1990年 フランス領ポリネシア | 1990年 フランス領ポリネシア |
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