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約35属1000種がおもに亜熱帯および熱帯に分布。重要な有用植物を多く含む。
Camellia ツバキ属 |
常緑の低木または高木。中国原産のものが多い。インド東部から東アジアの暖温帯を中心に約200種が知られる。 |
カイドウツバキ Camellia amplexicaulis ベトナム北部原産。 |
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1964年 北ベトナム |
ツバキ Camellia japonica 英名:Common Camellia, Rose Camellia 中国名:山茶、海石榴 日本を代表する花木。江戸末期にヨーロッパに伝わり人気が出る。第2次大戦後アメリカやオセアニアにも導入されブームをつくった。欧米では1万をこえる品種がある。 |
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1982年 アメリカ 鳥はキアオジ Emberiza citrinella 英名:Yellowhammer |
1961年 日本 |
サザンカ(山茶花) Camellia sasanqua 常緑小高木。日本の固有種で、自然分布は長崎県の壱岐島から沖縄、西表島まで。花の少ない晩秋から冬にかけて咲くので、古くから庭木や生け垣などに利用される。この花に秋の深まり、冬の訪れを感じる人も多いことだろう。童謡「たき火」の「さざんか さざんか さいたみち」の歌詞でもおなじみだ。樹高は5〜6m。古い木になると10mに達するものがある。葉は互生し、革質で光沢がある。周縁に細かい鋸歯。花はその年にのびた枝の先端につき、10〜12月に咲く。野生種の花色は白色(先端が桃色のものもある)。花弁は平開し、直径5〜8cm。咲き終わるとばらばらになって落ちる(ツバキはまるごと落ちる)。また雄しべは1本ずつ離れている(ツバキは下半分がくっついて筒状になっている)。種子からとれる油は食用になるが、質が悪く現在ではほとんど利用されていない。学名はツュンベリーにより1784年につけられた。佐賀県背振山の純林は、国の天然記念物になっている。江戸時代には栽培も盛んになり、11代将軍家斉もサザンカをこよなく愛したという。 |
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1961年 日本 |
チャ Camellia sinensis (Syn. Thea sinensis) 英名:Tea, Chinese Tea, Japanese Tea 中国名:茶 中国原産の常緑樹。幼葉を摘んで緑茶、紅茶などの飲料とするために古くから栽培される。低木で寒さに強く緑茶製造に適する中国種 var. sinensis と、葉が大きく、高木(約10m)で寒さに弱く、紅茶製造に適するアッサム種 var. assamica の2変種に大別される。 |
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2003年 日本 |
1960年 インドネシア |
1997年 日本 (静岡県 茶摘み) |
1991年 日本 |
Franklinia フランクリニア属 |
高さ約10mの落葉小高木。米国南東部に分布。Franklinia alatamaha 1種のみの単型属。 |
フランクリニア・アラタマハ Franklinia alatamaha (Syn. Gordonia alatamaha) 米国ジョージア州で、1765年に バートラム父子(John & William Bartram)によって発見されたが、1790年以降、野生のものは絶滅したとみられる。しかし栽培されたものが生き残り、現在は世界各地で植栽されている。紅葉も美しい。種小名は、この種が発見されたジョージア州アラタマハ川にちなむ。 |
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1999年 アメリカ |
Schima ヒメツバキ属 |
常緑の小高木〜高木。10種ほどがインドから東南アジア、マレーシア地域に分布するが、すべてを1種にまとめる見解もある。ツバキに似るが、種子が扁平で、縁に翼(よく)がある。 |
イジュ(ヒメツバキ) Schima wallichii subsp. wallichii 中国名:木荷 常緑小高木。東ヒマラヤから東南アジアに広く分布。南方のものは樹高が高く、ときに30mに達する。葉は互生、かたい紙質で表面は深緑色で光沢があり、一見ホルトノキの葉に似る。地域ごとに変異が多く、別種として分類されることもある。4〜5月に開花。ツバキと同じように花冠ごと落ちる。 材は建築、家具、器具などに用いられる。また樹皮は魚毒に用いられる。インドネシアでは花を薬用として用いる。パイオニア植物(先駆植物)(※)のひとつ。 (※)パイオニア植物=伐採跡地や攪乱(かくらん)地などにいち早く侵入する植物 |
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1962年 沖縄 |
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