切手植物園(Home) 国名一覧表 科名一覧表 和名一覧表 Country Name Index Family Name Index |
バラ属 Rosa
(バラ科 Rosaceae)
北半球の亜寒帯から熱帯山地にかけて分布し、約200種の野生種が知られる。
オオタカネバラ Rosa acicularis 一般名:Wild Rose, Prickly Rose 高さ1〜1.5mの落葉低木。樹皮は紫褐色。東アジア、ヨーロッパ、北アメリカ北部に広く分布。日本では北海道と本州中北部の高山に生える。種小名は「針状の、刺の多い」の意。 |
||
1982年 アメリカ |
1966年 カナダ |
|
※ 手元の切手資料(世界植物切手図鑑)では、図案のバラをオオタカネバラとしていますが、もともとアイオワ州議会が1897年に州花を制定した際は、単に「野生のバラ」とし、種は特定しなかったようです。図案のバラはオオタカネバラをモデルに描かれているのでしょうか。 なお、アイオワ州立大学のサイトによると、野生のバラが州花として制定されるきっかけとなったのは、前年の1896年に、戦艦アイオワで使われる銀のティーセットの図案に野生のバラが選ばれたからといいます。 また、同サイトによると、アイオワに自生する ロサ・アルカンサナ R. arkansana、ロサ・ブランダ R. blanda、ロサ・カロリナ R. carolina の3種のバラが州花としてふさわしいとしています。 また、別の資料やサイトでは他の種がアイオワ州花として示されています。たとえば、ロサ・プラティンコラ R. pratincola(Wild Prairie Rose)、ロサ・ウィルギニアナ R. virginiana(Virginia rose=ヴァージニア・ローズ)などです。 鳥はオウゴンヒワ Carduelis tristis 一般名:Eastern Goldfinch, American Goldfinch |
カニナバラ(ロサ・カニナ) Rosa canina 一般名:Dog Rose 高さ約3mの落葉性低木。花は一重で花弁は5枚。芳香がわずかにある。西アジアからヨーロッパに分布。ヨーロッパではもっとも普通にみられる野生バラで、園芸バラの作出にも大きな役割を果たした。丈夫であることから台木にも利用される。果実にはオレンジの20倍ものビタミンCのほか、ビタミンAも含まれる。ヨーロッパの一部では果実をシロップに利用する。 |
|||
1968年 スウェーデン |
1960年 東ドイツ |
2002年 スロベニア |
1981年 ブルガリア |
1964年 ルーマニア |
1955年 ユーゴスラビア |
2004年 アイルランド |
|
2003年 チュニジア | 1983年 スウェーデン | 1990年 ポーランド |
ダマスクローズ(ダマスクバラ) Rosa damascena (ロサ・ダマスケナ) 一般名:Damask Rose 花は散房状に多数つき、花色は赤、ピンク、白、絞り。自然雑種(R. gallica × R. phenicia)から選抜されたものと考えられる。芳香がきわめて強く、香水の原料とされる。 |
|
1987年 イラン |
ロサ・ガリカ Rosa gallica 一般名:French Rose ヨーロッパで香料用に栽培されてきたフレンチローズの母種。 |
|
1973年 ハンガリー |
ナニワイバラ Rosa laevigata 一般名:Cherokee Rose 中国大陸南部、台湾、日本の九州、四国の南部などの暖地に分布。大きな白い花を咲かせる。生け垣などに利用される。一部地域では野生化している。和名は日本渡来時に大坂の植木屋が普及させたからといわれている。「チェロキー・ローズ」の名は、アメリカにおいてこの植物を広めたチェロキー・インディアンに由来するとか。 ナニワイバラ参考写真(2009年4月24日 尼崎市上坂部西公園にて) 鳥はチャイロツグミモドキ Toxostoma rufum 一般名:Brown Thrasher |
|
1982年 アメリカ |
ロサ・ルビギノサ Rosa rubiginosa 1987年 レソト |
バラの1種 Rosa sp. 鳥はルリツグミ(ブルーバード) 1982年 アメリカ |
ロサ・アルカンサナ Rosa arkansana 鳥はニシマキバドリ Sturnella neglecta 一般名:Western Meadowlark 1982年 アメリカ |
ロサ・ピンピネリフォリア Rosa pimpinellifolia Syn. R. spinosissima 一般名:Burnet Rose |
||
1997年 ロシア連邦 | 1984年 アイスランド |
ハマナス Rosa rugosa 一般名:Rugosa Rose, Japanese Rose 高さ約1mになる落葉低木。北海道、本州の茨城県南部までの太平洋側、および島根県以北の日本海側に分布。葉は羽状複葉。枝には刺が多い。果実は平たい球形でビタミンCが多く食べられる。根はタンニンを含み染料に、花は香水の原料に、花弁を乾燥した生薬は下痢止めや月経過多に用いる。和名は「浜茄子」ではなく、「浜梨」が東北弁で訛ったものという。種小名 rugosa は「しわのある」意。 |
|
2005年 日本 | 1990年 日本 |
切手植物園(Home) 国名一覧表 科名一覧表 和名一覧表 Country Name Index Family Name Index