Annona バンレイシ属
常緑または落葉の低木から高木。葉は全縁で互生する。果実は多数の心皮が基部で合生した集合果。熱帯アメリカを中心に約120種が知られる。
- チェリモヤ Annona cherimola
- 英名:Cherimoya, Custard Apple
- 高さ数mの常緑小高木。南米アンデス山地の原産。パイナップル(パイナップル科)、マンゴスチン(オトギリソウ科)とともに世界三大美果のひとつとされる。果実は集合果で、直径10~15cmの球形または心形。熱帯各地で栽培されるが、やや冷涼な気候を好む。
- ギュウシンリ Annona reticulata
- 一般名:Common Custard Apple, Bullock's Heart 中国名:牛心梨
- 落葉あるいは半常緑の小高木。果実は心形で、重さは1kgになる。中米、西インド諸島原産で、現在では広く熱帯地域で栽培されている。品質はバンレイシに劣り、果肉はややザラつきがあり、梨の果実に似た味がする。
- トゲバンレイシ Annona muricata 英名:Sour-Sop, Sour Apple
- 果実のとげは雌しべの花柱から柱頭の部分。酸味が強く、果肉の品質はバンレイシに劣るという。熱帯各地の庭先によく植えられていて、家庭で消費されるほか、生食、アイスクリームの原料、シャーベットなどに利用される。
- アンノナ・セネガレンシス Annona senegalensis
- 一般名:Wild Custard Apple
- バンレイシ(シャカトウ) Annona squamosa
- 英名:Custard apple, Sweetsop, Suger Apple 中国名:蛮茘枝、釈迦頭
- 南アメリカ原産の半落葉の小高木。高さ5~6m。熱帯では常緑樹となる。果実は直径8~10cmの集合果。別名のシャカトウ(釈迦頭)は果実の形による。果肉はカスタード状で、強い甘味があり、生食、ジュース、アイスクリームなどに利用される。
Friesodielsia フリエソディエルシア属
- フリエソディエルシア・オボヴァタ Friesodielsia obovata 一般名:Northern Dwaba
Hexalobus ヘクサロブス属
- ヘクサロブス・モノペタルス Hexalobus monopetalus
- 一般名:Baboons' breakfast, Shakama Plum 落葉性の低木。